2019.08.02更新

信用情報は5年以上で解除される?ブラックリストから消えるまで

ブラックリストとは、各信用情報機関が管理している「顧客の事故情報」のことです。

例えば、
・クレジットカードが作れない
・ローン審査に通らない
・キャリアと契約を結べない

など、心当たりのある方はすでにブラックリスト入りしている可能性があります。

ブラックリストは信用情報機関にもよりますが、5年以上経過すると解除されるのが一般的です。ただし、あくまで借金を返済したり、手続き等により返済義務がなくなってからの5年以上なので注意しましょう。

今回は、ブラックリストの基礎知識、信用情報を確認する方法、解除される流れについてご紹介しますので、ご自身の状況と比較しながら参考にしてみてください。

ブラックリスト信用情報)って何?

まず、「ブラックリスト」と呼ばれるリストは存在しません
では、世間で言われるブラックリストとは何なのか、自身が記載されているのか調べる方法があるのかをご説明しましょう。

ブラックリスト=金融関係の個人信用情報

ブラックリストとは、「信用情報機関」に登録された「事故情報(信用情報)」のことです。

信用情報機関とは全国銀行個人信用情報センター(KSC)、株式会社 シー・アイ・シー(CIC)、株式会社日本信用情報機構などのことで、各金融機関等と提携して顧客情報を管理しています

この後、より詳しくご説明しますが、返済の滞りや破産などが発生したとき信用情報機関では「顧客のブラックな情報」として登録することに。
これがいわゆる「ブラックリスト」なのです。

信用情報機関の情報は提携しているすべての金融機関等がアクセスできます。
その為、もしブラックな信用情報が登録されてしまうと、ローンの申し込みをしても信用審査に通りづらくなる訳です。

ブラックリスト入りしているか調べる方法

冒頭でもご紹介した通り、

  • クレジットカードが作れない
  • ローン審査が通らない
  • キャリアと契約できない

など、心当たりのある方は信用情報機関に登録されている可能性があります。

先生!もし、信用情報機関に登録されている可能性があるとして、調べる方法ってないんですか?

ありますよ。各信用情報機関には「本人情報開示制度」があるので、問い合わせれば調べられます。

信用情報の開示方法はとても簡単で、信用情報機関にもよりますが以下の方法で問い合わせできます。

信用情報の開示方法

  • パソコン(WEBサイト)
  • スマホ(WEBサイト)
  • 郵送
  • 窓口

ただし、信用情報の開示手続きには「手数料」や「必要書類」を求められるので注意しましょう。

例えば、全国銀行個人信用情報センターでは「手数料 1,000円(税込)」と「開示請求申込書」、「本人確認資料(免許証やマイナンバーカードなど)」が必要です。

以下に、各信用情報機関のURLを記載していますので、手続きが必要な方はチェックしてみてください。

・全国銀行個人信用情報センター(KSC)はこちら
・株式会社 シー・アイ・シー(CIC)はこちら
・株式会社日本信用情報機構(JICC)はこちら

開示手続きに不安がある方やよくわからない方は、代行で取得してくれる事務所やサービスを活用してください。

ブラックリスト(信用情報)に載る条件

いざ車や住宅を購入しようとして、ローン審査に通らないと困りますよね?
では、なぜ信用情報機関に登録されるのかですが、主に2つの条件が挙げられます。心当たりのある方はすでに登録されている可能性があるので要注意です。

条件①
延滞・滞納

クレジットカードやカードローンなどを利用してお金を借りたことのある方は多いと思います。特に、キャッシュレスのこの時代において、クレジットカードを利用したことのない方は少数でしょう。

また、ついうっかりして引き落とし口座にお金を入れ忘れた経験のある方も多いのでは?
この場合、まずカード会社から「引き落とし口座から引き落としができませんでした」といった内容の請求が届きます。

すぐに引き落とし口座に入金すればいいのですが、一般的に「3ヶ月以上の延滞・滞納」があると信用情報機関に登録される可能性があります。1〜2ヶ月でも信用情報機関によっては登録されるので注意が必要です。

条件②
債務整理

車や住宅のローンで一度にたくさんのお金を借りることは珍しくありません。
また、クレジットカードやカードローンの使いすぎで、気づかないうちに借金が増えてしまうことも考えられます。

場合によっては、借金の返済が難しくなり民事再生自己破産特定調停など「債務整理」をすることもあるでしょう。これらは権利として認められており、法的な手続きによって借金の返済義務を減額、免除できます。

しかし、債務整理をすると金融機関等からは「返さない相手」として認識されます。
その為、信用情報機関に登録される可能性は延滞・滞納よりも高く、解除されるまでの期間も長くなりやすいです。

5年以上で信用情報は解除されるの?

信用情報機関にブラックな情報を登録されたからと、一生涯に渡ってローンなど審査に通らなくなるわけではありません。きちんと返済や手続きを経て、クリーンな状態になってから一定期間が経過すると解除されます。

一般的に5年以上経過すれば解除される

先生!信用情報って5年以上経過すると解除されるって聞いたのですが、本当ですか?

本当とも嘘とも言えます。と言うのも、信用情報機関によって解除までの期間や手順は異なるためです。

以下に、信用情報機関ごとに信用情報が解除されるまでの期間をまとめてみました。

 

延滞・滞納

債務整理

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

5年

10年

株式会社 シー・アイ・シー(CIC)

5年

5年

株式会社日本信用情報機構(JICC)

1年

5年

一部を除き、各信用情報機関では「5年以上」を目安に、信用情報の解除をしていることが分かりますね。反対に、一度でも登録されればこの期間内は基本的に解除されることはないということです。

解除前だからと審査に通らないわけではない

一般的に5年以上経過しないと信用情報は解除されないとのことですが、ここで注意したいのが「解除前だからと100%審査に落ちるわけではない」のです。

と言うのも、信用情報機関の信用情報は、あくまで金融機関等が審査対象の信用度を調査するための基準のひとつに過ぎません。つまり、金融機関等によってはブラックな情報が載っていても審査に通ることがある訳です。

例えば、クレジットカードでも三井住友VISAプラチナカードやJCBプラチナカードのように所有しているだけでステータスとなる「ステータスカード」は、他のクレジットカードに比べて信用情報を重視する傾向にあります。

対して、イオンカードやYahoo! JAPANカード、楽天カードなど信用情報よりも「現在の返済能力」を重視する傾向にあるクレジットカードもあり、審査に通りやすい金融機関等を狙うのもひとつの方法です。

時効援用しても信用情報は解除されない

あまり知られていませんが、クレジットカードやカードローンなど、借金は最後の返済日から5年以上が経過すると返済義務がなくなります。これを「消滅時効」と呼び、さらに返済義務を消滅させる手続きのことを「時効援用」と言います。

つまり、たとえどれほど借金が残っていても時効援用さえできれば返済義務はなくなり、借金苦から逃れられる訳です。詳しい時効援用の内容、手続きについてはこちらでご紹介しています。

ただし、ここで注意したいのが、時効援用によって返済義務がなくなることと、信用情報機関にブラックな情報が登録されるのは別問題。もし返済義務がなくなっても、そこから一定期間経過しないと信用情報は解除されないのです。

時効援用が成立したからと、「じゃあ、ローンを組もう!」としても審査に通らない可能性が高いので注意しましょう。

まとめ

借金の返済を延滞・滞納したり、そもそも債務整理したりすると信用情報機関に「事故情報」として登録されます。世間で言われている「ブラックリスト」のことで、登録されると金融機関等の審査に通りづらくなるのです。

信用情報機関にもよりますが、一般的に情報が解除されるには5年以上かかります。当然、借金の返済や手続き等をしてクリーンな状態になってからの5年以上です。
借金をずっと放置しておくと信用情報も残ったままなので、時効援用制度などを活用してお早目に解決してください。

ご自身の状態や今後の対処を把握するためにも、クレジットカードやローンなど審査に不安のある方は、まず信用情報機関に登録されているのかを問い合わせてみてください。金融機関等に開示される情報と同じものなので、現状を客観的に把握するのにおすすめです。

信用情報の開示を代行で行ってくれるサービスもありますのでぜひチェックしてみてください。