2019.08.02更新

アコムの消滅時効はいつ?催告書には安易に連絡してはいけない!

アコムからの借金は最後の返済日から一定期間が過ぎると消滅時効が成立します。

しかし、ただ期間が経過したからと自動的に支払義務が免除されるわけではなく、「時効援用(時効の利益を受けることを相手に伝えること)の手続き」が必要です。当然、アコム側は時効援用されないよう様々な手で阻止しようとするでしょう。

今回は、アコムの借金の消滅時効はいつなのか、アコムや裁判所からの連絡にどう対処するのかをご紹介します。

アコムの消滅時効は最後の返済日から5年以上

冒頭でも紹介したように、アコムからの借金は一定期間が過ぎると「消滅時効(権利を消滅させる制度)」が適応されます。
では、借金を返済しないときのアコムの反応と、消滅時効までの期間についてご説明しましょう。

アコムから通知書催告書が届くことがある

先生!借金の返済を忘れていたら、アコムから通知書?催告書?みたいなのが届いたんですが…。

当たり前です。アコム側も借金は返済してもらいたいですから、返済するまで定期的に送られてきますよ。

  • 一括返済のお願い
  • 御返済のお願い
  • 返済計画のご提案

借金を返済しないと、アコムから上記のようなタイトルの書類が届くことがあります。

これらはすべて「通知書」や「催告書」と呼ばれるものです。
封書や圧着ハガキなど様々な書類で送られてきますが、どれも文末には「弊社担当者までご連絡ください」などすぐに連絡するよう記載されています。

ただし、このあと詳しくご説明しますが、これら通知書や催告書が届いたからと安易に連絡するのは要注意です。

最後の返済日から5年以上がひとつの目安

アコムから通知書や催告書が届いたら、まず確認してもらいたいのが「最後の返済日」です。

どの書類にも「返済期日」などの項目があるもので、もしその日付が5年以上前のものであれば消滅時効が成立している可能性があります
つまり、「時効援用」すれば借金の返済義務を放棄できるのです。

ちなみに、時効援用の手続きや費用についてはこちらで詳しくまとめていますので、興味のある方はぜひ合わせて確認してみてください。

5年以上経過していても連絡は途絶えない

「消滅時効の期日になっているなら、もう連絡は来ないのでは?」と思うかもしれませんが、それは間違いです。

と言うのも、こちらでも詳しく紹介していますが、消滅時効の期日になっていても時効援用の手続きをするまでは権利が中断する可能性があります

アコムからの催告書に連絡してはいけない理由

先生!アコムから届いた催告書なんですが、やっぱりすぐ連絡しておいた方がいいですよね?

ちょっと待ちなさい。安易に連絡するとせっかく消滅時効になっていても中断する可能性がありますよ

借金を返済しないと利子だけでなく「損害金」が加算されることもあります。つまり、もし消滅時効が中断されたら本来以上の借金の返済義務が発生するのです。
では、なぜアコムからの催告書に連絡してはいけないのか見ていきましょう。

一部免除します」はアコムの甘い罠

アコムからの借金は、最後の返済日から5年以上が経過すると消滅時効になります。

ここで重要なのは「最後の返済日」。
たとえ1円でも返済してしまうと、最後の返済日は更新となりそこから5年間がカウントされます。すでに消滅時効の期日になっていても同様で、一部でも返済するとゼロからのスタートなのです。

その為、アコムは少しでも返済されるよう催告書に「(返済額を)一部免除します」と提案することがあります。

消滅時効について、時効援用について知らないとつい返済してしまいたくなるはずです。
これは一部免除する代わりに少しでも返済してもらうことで、消滅時効を中断させようとするアコムの甘い罠なので注意しましょう。

連絡すると消滅時効が中断することも

一部返済しても消滅時効は中断されますが、電話するだけでも中断することがあります。

何故なら、消滅時効の中断に必要となる条件に「債務者(借金をした人)に返済の意思があるか」があるからです。示談書や分割返済に同意するなど明確な証拠が残るものだけでなく、口頭で意思を示しても同様に判断されます。

「口頭なら証拠も残らないから、適当に言っても大丈夫では?」と思うかもしれませんが、この考えは要注意です。

アコムに限らず、法人の電話窓口は通話内容を録音することが珍しくありません。
証拠が残らないと思って適当に受け答えしていると、アコム側がしっかり録音していて証拠として使用される可能性があるのです。

安易に自己判断せずに、まずは時効援用を専門とした事務所へ相談することをおすすめします。

裁判所から訴状や支払督促が届いたときの対処

アコムから通知書や催告書が届いても、返済する能力がないのであれば無視するのもひとつの選択肢です。ただし、裁判所から書類が届いたときは無視してはいけません
では、裁判所の書類にどう対処すべきなのかご紹介しましょう。

裁判所からの書類は無視してはいけない

アコムからの通知書、催告書を無視していると裁判所に訴えられて「訴状」や「支払督促」が届くことがあります。

裁判所に限らず、日本の司法の基本スタンスは「権利を主張しないものは守らない」です。その為、もしすでに消滅時効の期日になっていたとしても、裁判所からの書類を無視しているとアコム側の主張が通ります。

裁判所の判決には法的な拘束力があるだけに、場合によっては給与や口座を差し押さえられる可能性もあるのです。

こちらで時効援用の注意点についてさらに詳しくご紹介していますので、その他の事例についても確認しておきたい方はぜひ合わせてチェックしてみてください。

答弁書には「時効援用をします」と記入する

裁判所に訴えられたとしても、すでに消滅時効の期日になっているのであれば時効援用はできます

一般的に裁判所からの訴状や支払督促には「答弁書(相手側の主張に対して、事実の認否や自身の主張をする書類)」が同封されているはずです。
まずは答弁書を返信期日までに確実に返信しましょう

ただし、アコムなど借金に関する答弁書には「分割払いを希望する」などの項目があることがあります。

誤って「分割払いを希望する」にチェックしてしまうと、返済の意思があると判断されるので要注意。すでに消滅時効の期日になっているのであれば、「時効援用をします」との旨だけを記載して返信すれば十分です。

まとめ

アコムからの借金は、最後の返済日から5年が経過すると消滅時効となります。
ただし、消滅時効の期日になったからと自動的に返済義務を放棄できるわけではなく、「時効援用」の旨をアコム側に伝えることが重要です。

また、借金を返済しないとアコム側から通知書や催告書が定期的に届きますが、これには安易に連絡してはいけません。たとえ電話(口頭)であっても返済する意思を示せば、消滅時効が中断してしまう可能性があるのです。

反対に、裁判所からの書類を無視するとアコム側の主張がすべて通ってしまうので、注意して対応しましょう。まずは最後の返済日を確認し、すでに消滅時効の期日になっているのであれば時効援用の旨を伝えてください。

もし、時効援用の手続きに不安があるのなら、サポートサービスを利用するのもひとつの手です。手遅れになる前にお早目に対処しましょう。