2019.08.02更新

クレジットカードの時効はいつから?滞納・未払いを放置するデメリット

クレジットカードの借金を滞納・未払いしているとして、どれくらいの期間が経過すると時効が成立するのでしょうか?

クレジットカードに限らず、借金は返済するのが基本ですが、資産状況によってはどうしても返済できないこともあります。もしクレジットカードの借金が時効となり、返済義務を放棄できるのだとしたらとても助かりますよね。

そこで、今回はクレジットカードの時効がいつからなのか、どうすれば返済義務を放棄できるのかについてご紹介します。また、クレジットカードの滞納・未払いを放置したときのデメリットにも触れていますので合わせて確認してみてください。

クレジットカードの滞納・未払いはどうなる?

先生!クレジットカードの支払い口座に入金を忘れてしまったんですけど、これってどうなるんですか?

まずはすぐ入金しなさい。初めてなら大丈夫ですが、これが続いたり放置したりすると大変なことになりますよ。

クレジットカードで支払いをすると、その翌月に支払い口座から引き落としがあります。
もし、支払い口座に十分な入金がないと訴訟に発展することもあり要注意です。まずはクレジットカードの滞納・未払いのリスクから見ていきましょう。

カード会社から通知が届く

予定されていた引き落とし日、支払い口座が残高不足だとまずカード会社からその旨を知らせる通知書が届きます。「引き落としができなかったので、すぐ支払い口座に入金してください」のように記載されたハガキです。

入金が確認されるまでクレジットカードの利用は停止されるのですが、この段階ですぐに入金すればとくに問題はありません。「延滞金(延滞したことへのペナルティ)」が付くこともまずないので安心して入金しましょう。

クレジットカードが強制解約される

最初の通知書が届いてから次の引き落とし日までにまだ入金がないと、今度はカード会社から支払督促の電話があります。「滞納・未払いが続いていますが、どうなっていますか?」と支払う意思があるのかを確認するのです。

支払う意思や能力がないと判断されれば、クレジットカードはすぐに強制解約です。
また、当然ですが支払うまでカード会社から請求書が届きますし、滞納・未払いの期間が長引けば利子延滞金が加算され借金は膨らみます。

信用情報に記載される

滞納・未払いは契約しているカード会社との関係が悪化するだけではありません。クレジットカードを3ヶ月以上滞納・未払いのまま放置していると、カード会社と提携する「信用情報機関」に滞納・未払いの情報が記録されます。

この情報は信用情報機関と提携する他の金融機関等も閲覧できます。つまり、もし滞納・未払いの情報が記録されたままだと、車や住宅ローンを組もうとしても別の金融機関等の審査に通らなくなる可能性があるのです。

信用情報機関や信用情報の登録期間についてはこちらで詳しく説明していますので、「もしかして記載されてる?」と不安な方は確認しておくことをおすすめします。

自分の現状がどうなっているか分からない場合は専門家に相談してみるのもおすすめです。

クレジットカードの時効は最終返済日より5年以降

クレジットカードでできた借金にも、返済義務を放棄できる時効があるって聞いたんですが本当ですか?

本当ですよ。ただし、返済義務を放棄するには時効の期日になっていることと、援用の手続きが必要です。

クレジットカードを何ヶ月、何年も滞納・未払いのままでいると元本だけでなく利子や延滞金までがつき相当な額となっているはずです。しかし、そこまで一切返済をせずに耐えているのなら、すでに時効の期日になっているかもしれません。

5年以降から時効援用できる

クレジットカードなどカード類の時効ですが、「最終返済日より5年以降」と定められています。例えば、2019年1月1日が最終返済日だとしたら、5年後の2023年12月31日以降が時効の期日ということです。

ただし、いくら時効の期日になったとしても、「援用(権利を主張すること)」をしないと返済義務の放棄はできません。これは「権利を自ら主張しないものには手を差し伸べない」という日本の司法の基本スタンスがあるためです。

時効援用の方法はカード会社側に時効の援用を伝えさえすればいいので、口頭でも書面でも大丈夫です。詳しい手続きについてはこちらを参考にしていただければと思います。

時効援用しても信用情報は残る

時効援用をすることで、クレジットカードの滞納・未払いにより膨らんだ借金をチャラにできます。定期的に送られてくる通知書や督促状、カード会社からの電話に悩まされなくてすむのはありがたいことでしょう。

しかし、ここで注意しておきたいのが、借金がなくなってからも一定期間は「信用情報は残る」ことです。先述した通り、信用情報に滞納・未払いの情報が残っていると、新たにクレジットカードを作ったりローンを組むことは難しくなります。

また、「信用情報って確認できないの?」と不安な方のためにこちらの中で信用情報を開示する手続きの方法をまとめていますので、ぜひ確認してみてください。

まとめ

クレジットカードは最終返済日から5年以上が経過すると時効です。

郵便局の内容証明郵便を使用して「書面」により通知するのが一般的ですが、カード会社に「時効となりましたので、援用します」との旨を伝えさえすれば借金の返済義務を放棄できます

もし、何年も返済できずに放置しているクレジットカードがあるのなら、時効援用できるか調べてみるのがいいでしょう。

ただし、もし最終返済日が分からなくてもカード会社に聞くのだけはやめた方がいいです。場合によっては時効がリセットされることもあるので、時効援用については専門のサポートサービスをおすすめします。
こちらに注意点をまとめたのでぜひ参考にしてみてください。