2019.07.11更新

時効援用の相談にも利用できる⁉法テラスのメリット・デメリットとは

法テラスでは、時効援用の手続きに関する相談や時効援用通知書の作成代行を依頼することが可能です。
法テラスを利用した場合、格安の費用で弁護士や司法書士に相談できることに加えて、事務所への依頼料金の立て替えや分割返済などにも対応しています。

法テラスを利用するためには収入の制限などの一定の条件はありますが、利用できる場合には借金の悩み・トラブルを解決する一つの手段にもなるでしょう。

今回は、時効援用の際に法テラスをどのように利用できるか、メリットやデメリットは?について解説します。

法テラスとは

法テラスの概要について紹介します。

法テラスとは

法テラス(日本司法支援センター)とは、国によって設立された法的トラブル回避のための支援センターです。

法律に関するトラブルを抱えた時に、弁護士を依頼する費用がなかったり、どこに相談すればよいのかわからなかったり、事務所に相談に行くための交通手段がなかったりしたときに、誰でもどこでも必要な情報やサービスが受けられることを目的として設立されました。

借金の時効援用は法律に関連する金銭のトラブルの一つですので、法テラスのサービスを利用することができます。

法テラスを利用すると、法律に関連する無料相談(1回30分、1案件につき3回まで)を受けられたり、事務所への依頼費用を法テラスに立て替えてもらったりするサービスが利用できます。

法テラスを利用できる人

法テラスは誰でも利用できるわけではなく、指定されたの条件を満たした人に限られます。

無料相談が受けられる人
  1. 収入が一定額以下であること
  2. 民事法律扶助の趣旨に適すること
    (個人的な嫌がらせや宣伝のために、法テラスの無料相談を利用することはできないということです)
費用の立て替え
  1. 上記の①と②に加えて、勝訴の見込みがないとはいえないこと

基準となる収入額は以下の通りです。基準となる収入は、賞与を含んだ月収です。

家族の人数 基準となる収入 家賃を負担している際に加算できる額
単身者 182,000円(200,200円) 41,000円(53,000円)以下
2人 252,000円(276,100円)

53,000円(68,000円)以下

3人 272,000円(299,200円) 66,000円(85,000円)以下
4人 292,000円(328,900円) 71,000円(92,000円)以下
以降1人追加につき 30,000円(33,000円)追加

※()内の金額は、東京や大阪など、生活保護上の一級地に居住している場合。
※家賃や住宅ローンを支払っている場合、基準額を加算できます。
※この他に、資産の基準もあります。

お金に困っていても、法テラスを利用すれば弁護士サービスを利用できるんですね。

利用できる人は、法テラスをうまく活用すれば安心して法律の相談ができますね。
法テラスのサービスを利用する際は、一度法テラスに電話をして、最寄りの法テラスもしくは法テラス登録の弁護士・司法書士事務所にて相談するという流れになります。

法テラスで時効援用のサポートを依頼するメリットデメリット

法テラスで時効援用の相談をするメリットとデメリットについて解説します。

法テラスで時効援用の相談をするメリット

時効援用の相談の際に法テラスを利用する場合、以下のメリットがあります。

  1. 3回まで無料で相談できる
  2. 低価格で時効援用通知書を作成してもらえる(1通2,000円
  3. 自宅近くに法律事務所がない人や、交通手段のない人でも電話で相談できる。条件があえば、出張サービスにて弁護士の先生に訪問してもらうこともできる。

お金の問題に困っている方にとって、無料・低価格でさまざまなメリットが受けられるのは非常に大きなメリットですね。

法テラスで時効援用の相談をするデメリット

法テラスは非常に魅力的に感じられるかと思いますが、デメリットについても注意する必要があります。

  1. 時効援用に精通した弁護士や司法書士に相談できるとは限らない

    さまざまな法律の悩みにこたえる法テラスには、時効援用以外の相談に来る利用者も大勢います。そして、登録している弁護士や司法書士の強み・得意分野もマチマチです。時効援用の相談をする際には時効援用に精通した弁護士に依頼をしたいところですが、法テラスの窓口に相談に行った場合はそういった弁護士に相談できるとは限りません。

  2. 経験の浅い弁護士・司法書士が多い

    法テラスに登録している弁護士や司法書士は経験年数が10年未満の若手が大半です。若い=対応力が低いというわけではありませんが、経験が劣ってしまう点は否めません。

  3. 相談に時間制限がある(30分程度)
  4. 法テラスを通じて依頼をする場合に時間がかかってしまう

    法テラスを通じて弁護士や司法書士を依頼する場合、法テラスでの審査に2週間以上かかってしまうケースが多いです。時効援用はスピードが重要な場面もありますので(相手方から裁判訴訟を起こされた時など)、迅速性が期待できない点は大きなデメリットです。

メリットばかりということではないんですね。

特に依頼をする際にが時間がかかってしまうことは特に気を付けたいですね。

時間に余裕のない方やお急ぎの方はスピーディな手続きが可能な事務所を探すことをおすすめします。

まとめ

誰でも手軽に法律に関するサポートが受けられるための機関である法テラス。
法テラスを利用するには収入制限などの条件はありますが、時効援用に関する無料相談(30分程度×3回まで)や書類作成の代行を受けることも可能です。

最大のデメリットは、サービスを利用する際の審査に時間がかかってしまうことです。法律問題はスピーディーな解決が非常に重要ですので、法テラスの審査待ちの間に状況が大きく変わってしまうこともあります。

ご自身の状況と照らし合わせながら、ぜひサービスをうまく活用してください。

時効援用の場合は専門のサービスもあります。時効援用をお考えの方はチェックしてみてください。